松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

外国人排斥を許さない10・10関西緊急抗議行動について

http://bund.jp/md/wordpress/?p=3253 などで告知されているように、明日大阪で、 在日外国人特権を許さない市民の会(通称「在特会」)などによる「外国人参政権反対、全国リレーデモ」への対抗行動が行われるようです。


これについてどう対応すべきか、考えていました。
結論はやはり無視する、です。まあ、バカに餌をやるなということですよね。


ここで、id:toledさんは「バカに餌をやった」のか?、という問がでることになるわけだが、そうは思わない。人生とは偶然と不運において不幸や矛盾にであってしまう構造をどうとらえ返すか?という問であるわけで、彼は意思と偶然によって「構造」に深く出会っている英雄である。


であれば明日のデモにおいてもそのような出会いはないとはいえない。それでも、明日のデモに行くか行かないか私が考えた結論は上のようになる。

これが『在特会』ということは知らずに、単なる「笑える映像」として、2ちゃんねるのあちこちに繰り返し何度も何度も貼られてバカにされまくっているところを発見しました。
http://bund.jp/md/wordpress/?p=3101

それでは、不安定低所得層が自らの利害関心を代表しようとするためにはどうすればいいのかというと、それは「自分たちも同じ日本人である」ということになる。つまり、「日本人」であるという以外に自らの困難を訴えるための正当性の資源を何一つ持たない彼らは、容易に排外主義的な言説にシンパシーを抱きやすい性質をもっているのである。
http://maishuhyouron.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-72cc.html

といった認識には影響を受けた。ですが、デモに行くべきかどうかの理由には必ずしもなりません。


いま、「排外主義批判」という論点を突く(叫ぶ)ことが、いささかなりともこの日本の情況の核心を突くことになっているのか、疑問だと思っている、ということです。
わたしの出処進退を明らかにするためには、別のデモに行ければ良いのですが、怠け者なので行けないかもしれません。