松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

脱北者をわれわれは無制限に受け入れる!

北朝鮮が二度目の核実験を行った、というのは大きなニュースだ。日本が北朝鮮を非難するためには、アメリカの核の傘から抜けるかアメリカの核を大幅に減少させなければならない。どうすればよい!?
別に騒ぐこともない。

北朝鮮が崖っぷちで立ち止まるまで冷やかに眺めているのが最善と言える。」とはkazhikさんの言。崖っぷちで立ち止まらずに日本にミサイルを発射し2、3人日本人が死んでも騒ぐ必要はない、と私は思う。もちろん抗議とかはしても良いが。

kazhikさんは、言いたいことは前回(2006年)と同じ、と書いておられる。私も同意である。それにすべての専門家、評論家の言っていることと違うが、現実性がないわけではない。

体制を変えるといっても、その手段は軍事攻撃だけではない。ソ連や東欧の共産党政権が戦争なしで崩壊したのはそれほど遠い昔ではない。とりわけ東ドイツの例は朝鮮半島にとって貴重な先例となる。平和的に体制を変え、分断国家の統一まで実現させることは十分に可能だ。中国や韓国が北朝鮮との国境を開放し、やってきた脱北者を日米を含めた周辺国が無制限に受け入れればいい。

核実験は重大な事件ではあるが、それだけを非難しても基本的な問題は解決しない。金正日なき東北アジアを実現するための構想力が必要だ。
http://www.asiavoice.net/nkorea/2006/10/post_167.html