松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

北朝鮮食糧難

 イラクについても北朝鮮についてもそこに暮らす庶民のことを知らず彼らに対して一切愛情を持たないから知ろうともしないままに、“国益”とやらを基準にいっぱし意見を言う人が増えている。もちろんわたしたちが日本人(や西欧人)を媒介にしないと、そもそもそこについて知る(なんらかのイメージを持つ)ことができないのは事実だ。だがそれはきっかけにすぎない。3人の日本人は解放されたが、ファルージャで死んだ数百人の女性や子供は帰らない。北朝鮮住民も困窮しているらしい。下記より一部抜粋しました。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/09/20040409000036.html
北朝鮮住民、配給制廃止で深刻な食糧難」
 北朝鮮の一般住民が最近、国定価格(コメ1キロ当たり40〜46ウォン)で食糧を購入できる「配給制」の廃止により、深刻な食糧難に陥っていることが分かった。
 北朝鮮は2002年7月1日の「賃金および物価の現実化措置」以降、一般労働者に必要量の50%だけを食糧配給所を通じ国定価格で供給、残りは一般市場で購入するようにしていたが、今年3月からは必要量全量を市場で買わなければならなくなった。
 最近韓国入りした脱北者によると、平安(ピョンアン)北道・新義州(シンウィジュ)や咸鏡北道清津、茂山(ムサン)などの市場ではコメ1キロ当たり350ウォンから最高500ウォン(一般労働者の平均月給は2500ウォン)にまで跳ね上がり、住民たちが苦しんでいるという。