松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

ミサイル迎撃システムの配備と使用に絶対的に反対する!

あと「MDはピストルの弾をピストルの弾で迎撃するようなもので当たるわけない」という人が多い(というか、この政府筋もそう言ってるようだ)。迎撃側がいつピストルの弾になったんだろう。相手が弾道ミサイルだからって、なにもわざわざこっちからも弾道ミサイルを撃って宇宙空間でごっつんこなんて誰も目指してないよ。MDに使うのは自ら機動して自力で弾道ミサイルの放物線軌道に割り込むキネティック弾頭だ。ついでに言うと、そもそも大前提のピストルの弾って戦闘機あたりよりゆっくり飛んでる。ピストル弾をマジでピストル弾で迎撃することすら、イマドキの防空戦闘の感覚だと「当たるわけない」なんてことは全くなく、この仮定じたいが相当ナニだ。
(略)
もちろん未だ発展途上のモノなので、トラブルが起こる可能性はある。そしてそのトラブルに備えるためにSM-2とPAC-3という複数段階で迎え撃つ。こうやって実際の出来事を並べてみると、MDを「当たるわけない」と言い切ることは相当にムリがないか。
http://www11.big.or.jp/~kkk/pico/?date=20090325#p02

 あたる可能性はあるそうだ。そんな可能性があるかどうか検討する余地もない。とにかく反対である。
 「未だ発展途上のモノ」でしかないものに、なぜ税金を投入すべきなのか。日本人の命が一人でも失われることがあってはならないからだろう。私はその前提を否定する。北朝鮮人の命も日本人の命も重さは等しい。北朝鮮は収容所国家であり、一部の自国民を死に追いやりつづけている。
だいたい(apemanさんには怒られるでしょうが)、北朝鮮とは日本に軍事費を支出させるために誰かが支えているところの幽霊国家にすぎない。*1日本人の被害が百人未満と見込めるときは、一切の防衛をしないのがベストである*2

*1:「冷戦体制の維持」のための「陰謀」は存在するのではないでしょうか

*2:「しないこと」によって金正日国家の収容所(あるいは収容所国家自体)を消滅させるプランを大きく推進させることができる場合だが