松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

北朝鮮の崩壊

脱北者を日本が10万人引き受ければ北朝鮮は崩壊する(可能性がある)」
については、再度発言しておく、価値がある。
北朝鮮という国家は、90年代から経済的にまったく破綻していると言われながら、国家として存続し続けてきた。
去年から、核問題で揺れているが、あくまで諸国家間の取引においてに過ぎない。
1989年以来の東欧・ソ連危機では、まさに国家がまるごと崩壊したわけだが、我が国のインテリたちは、北朝鮮について「崩壊」の可能性を考えることをタブーとして一切してこなかった。
収容所にいれられた人々の苦難を見てみないふりをし続けた。
これはもちろん正しい態度ではない。

北朝鮮国家が平和的な形で民主化する可能性

はある、と考えている。
朝鮮半島の南北分断に対して、1989年以降の東欧の平和的崩壊を参考に、何らかの変化を期待するのが、当たり前の発想だろう。そう思わないのは、よほど頭が悪いとしか思えない。

北朝鮮が台湾、韓国などのように平和的な形で民主化する可能性」あるいは「民主化しないまでも米朝対立を解消し、中国、ベトナムなどのように米国とうまくやっていく可能性」なども否定できないでしょう。

私は、収容所に入れられた人など中下層の北朝鮮人民に人権が(おまけに経済的豊かさも)一切ないことを、批判しているのであり、日本人の危険性が増えようが減ろうが論点にはしていない。
民主化しないまでも米朝対立を解消し、中国、ベトナムなどのように米国とうまくやっていく可能性」などどうでも良い。
id:bogus-simotukare へ。

南北、米朝首脳会談

というものはあくまで国家と国家の間の、ある意味でそういう言葉を使うとすれば「談合」に過ぎません。
一方、革命とか国家の崩壊というものは、誰も予想しない時に起こる可能性があるのです。
id:bogus-simotukare へ。(8/17)