「規則通りにやる」

12/20理由開示公判の時に戸田が靴を履いていた事にお気付きだったろうか?
実はこれはささやかながら戸田の「靴を履かせろ闘争」の勝利の結果なのだ。

と言うのは、権力側は「勾留者には逃亡防止のために靴を履かせずスリッパ型サンダルで移動・出廷させることが当然」という勾留者の品位保持を踏みにじった不当な考えに染まっているので、戸田が弁護士を通して何度もしつこく要求しなければ、サンダルで出廷させられてしまうところだった。

何をもって「品位保持」とするかは個々人によって違うので「自分はサンダルで構わない」と思う人はそれで良いのだが、戸田にとっては「事件捜査の必要上の拘束以外の面では一般市民と同等の自由を保障されるべき」人間が勾留の不当性を訴えに裁判官の前に背広・ズボン姿で出るのに靴履きを禁止されてサンダル履きを強制されるなんて、まさに人間としての侮辱だし、品位を汚されることに他ならず、我慢のならないことだ。

おまけに、不当な勾留決定においてさえ、戸田の場合は「逃亡の恐れ」は設定されていないのだ。
それを警察が勝手一律に「これが規則だ」とか「逃亡防止のためにサンダルでないとダメ」とかぬかすとは何事か・・・」と戸田は留置係幹部だけでなく西署の署長にも、連行担当の刑事にも何度も詰め寄った。

言われた幹部も署長も刑事も今までこんなこと言われたこともない、考えた事もないという態度で「規則通りにやる」(と言いつつ規則を示そうとしない)と繰り返すだけだったり、「それはうちの管轄ではない」と責任逃れするばかりだったが弁護士からも強く申し入れてもらうことでようやく「靴履き出廷OK」となったのだ。

ただしそれを署長が戸田に通告する時に「裁判官に対して失礼があってはいかんので靴履きを認めることにした」ともったいつけていささか苦苦しく言った時には、内心ズッコケタ。(ちょっと表現が古いかな?)
「おいおい、『失礼』なのはオレに対してであって、『裁判官様に対して失礼』というのは話が違うだろう!」と思ったのである。

とにもかくにも、戸田が12/20公判に自分の靴を履いて出廷するには、そういう「闘争とその勝利」があったのだという事を補足してレターを終わります。
それではまた!
http://hige.s149.xrea.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=541;id=  ちょいマジ掲示板(改訂版)

 あまりにも当然のことですが、部外者はそれほど真剣に考えないので問題意識をもてない場合が多い。というのは「拘置所」とは、刑の言い渡しも受けていない、無罪かもしれない人を拘禁する場所だということですね。
 これについて、hatenaでは「拘置所と刑務所は、中にいる人にとってはどちらが厳しい環境でしょうか?」という非常に素直な質問が提出されています。
http://www.hatena.ne.jp/1137415855
それに対するTomCatさんの回答がこれ。

http://www.geocities.jp/bakuroura/sty0004.html 暴露・裏の世界/拘置所の中とそこでの暮らし方

こちらは極道経験者の書かれた拘置所生活の説明です。
 

http://www.lookpage.co.jp/topics/no030331/  LOOKPAGE 京都刑務所の暮らしとその実態!

こちらは刑務所生活を取材したものです。

これらを比べると、刑の言い渡しも受けていない、
無罪かもしれない人を拘禁する拘置所と、
刑が確定して服役している人の懲罰と更正のために存在する刑務所の、
驚くべき類似性が見て取れます。

一日のスケジュールで見ると、作業や反省のための時間のない
拘置所の方が楽なように見えますが、
精神的には、服役囚でもないのに人権を抑制され
受刑者扱いされる拘置所の方が辛いものと言えそうです。
 

http://www.kyuuenkai.gr.jp/saishinenzai/seimei.html
声明/見解

こちらは拘置所と刑務所におけるそれぞれの人権や
拘禁者、受刑者の処遇の改善を求めている文書です。
この面でも、拘置所と刑務所の極めて類似した
劣悪な状態が見て取れます。

これらのことから基本的に、拘置所と刑務所はほとんど変わらない。
生活面では作業や反省を強制される分刑務所の方が厳しいが
(禁固刑も労役の強制がないだけで
更正のためのプログラムは適用されると思います)、
それ以外はほとんど変わらない、と言えそうです。
http://www.hatena.ne.jp/1137415855#a4

TomCatさんの問題意識に基づく結論ですが、罰である刑務所と罰ではないはずの拘置所の処遇に大差がない現状は大変おかしいのでは? となっています。 わたしもそう思います。
 というわけで、上の戸田氏の文章にはなかなかたどり着けません。
(続く)