松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

イラク人への米英兵による虐待(訂正後)(5/2 19時43分)

朝日新聞 5月1日 01:41)からの記事を貼れば、
http://www.asahi.com/international/update/0501/002.html
バグダッドの米拘置施設でイラク人虐待、写真放映で波紋
カイロの街頭で1日、米兵に虐待を受けるイラク人容疑者の写真が1面に掲載された地元紙を読むエジプトの人たち。アラビア語で「スキャンダル」との見出しが掲げられた=AP
 イラクの米軍兵士がバグダッド郊外の監獄に拘置しているイラク人を虐待する写真がテレビで報道され、大きな波紋を広げている。米軍は今年に入って虐待問題で米兵6人の起訴を発表したが、4月28日に米CBSテレビが証拠写真を放映。同じ写真が30日、英国BBCやアラビア語衛星テレビのアルジャジーラアルアラビアでも流れた。アラブ連盟は同日、「人権侵害の野蛮な行為」と非難した。
 放映された写真は数種類。数人のイラク人男性が裸で重なり合って性的なポーズを取らされているものや、イラク人男性が手に針金を結ばれて箱の上に直立不動で立たされ、箱から落ちたら針金に電流が走ると脅されているものなどがある。
 駐留米軍のキミット准将は30日の記者会見で、「(虐待に)我々は失望しているが、かかわっているのはごく少数で20人以下の兵士に過ぎない」と語り、犯罪捜査に加えて行政的な調査も行い、再発防止策をとることを明らかにした。AFP通信によると、ブッシュ米大統領は「強い嫌悪感」を持ったと述べたという。
 AFP通信によると、カイロに本部を置くアラブ連盟の広報担当は「人権を侵害し占領下で守られるべき国際法に違反するイラクでの虐待と侮辱行為を強く非難する」として、虐待にかかわった人間全員の処罰を求めた。
(05/01 01:41)

画像はここにもある。
米 CNN 
http://www.cnn.com/2004/WORLD/meast/04/30/iraq.photos/index.html
Daly Millor
http://www.mirror.co.uk/news/allnews/tm_objectid=14199634%26method=full%26siteid=50143%26headline=shame%2dof%2dabuse%2dby%2dbrit%2dtroops-name_page.html
バクダット郊外アブグレイブ監獄での虐待について、JNNニュースでも見られるそうです。と書いたが表示できないです。すみません。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20040501/20040501-00000032-jnn-int.html

誤情報の流布(5/2 20時7分追加)

誤情報の流布に加担してしまった。反省しおわびします。
(1)あるMLで、5/1 20時40分に流れたもの。
イラクでの米軍による虐待・性虐待の画像が公開されています。かなり酷いものです。
http://www.albasrah.net/images/iraqi-pow/iraqi-pow
(2)上記を5/2朝8時頃このダイアリーに貼る。野原はその後外出。
(3)同じMLで、どすのメッキーさんからの下記の指摘有り。(9時25分)
「 虐待は事実ですが、映像は、誤情報が流布されているようです。 上記は、最近のイラク情勢とは関係のない、レイプ画像は軍服を着て撮ったポルノサイトの写真で、軍服がイラク駐留米軍のものではない、日付がおかしいとの指摘がされているようです。」
(4)野原帰宅後上記メールを読み、日記の記事に
「誤り情報が混じっているとの指摘あり。」という文言を追加。19時ごろ。
(5)「イラク人への米英兵による虐待(訂正後)(5/2 19時43分)」
に差し替える。
他に、下記掲示板も参考にした。
http://awn.ath.cx/cgi/bbs2/light.cgi
(6)「訂正前」の野原発言の結論は下記。
“「すべての戦争に反対する」というスローガンはあまり好きじゃあなかったが、わざわざイラクへ行って確認したらこういうものだった、ということで帰ってきたらよかろう。”
この文章を訂正するとすれば、
“「すべての戦争に反対する」というスローガンはあまり好きじゃあなかったが、イラク戦争に続く占領については少なくとも現在イラク人の為のものにはなっていないようだ。日本の自衛隊はわざわざイラクへ行っているのだから、ファルージャにおける市民への攻撃の無法性や監獄での虐待の真相を早急に確認してほしい。それらが実際「イラク人のため」という目的によって合理化できるものかどうか?できないなら直ちに帰ってきたらよかろう。”

安田、渡辺インタビュー

いまさらですが、安田、渡辺両氏のインタビュービデオをみた。何げなく見始めたら実は約1時間もある長いもの。見応えがあった。二人が自然体で、あったこと感じたことをしゃべっていて良かった。渡辺氏は「反日で何が悪い!」と発言。わたしのごとき“あいまいな反日派”にとっては励まされる発言だった。
安田純平さんと渡辺修孝さんの27日の外国特派員協会の会見の映像(ノーカット版)
http://www.videonews.com/asx/fccj/042704_detainee_300.asx

善意にもとずく運動

http://www.ac-net.org/honor/ という頁が最近出来たようだ。「イラクで人質になった方々の活動に敬意を表し、これらの方々への非難・中傷を直ちに止めるよう訴え」ている。人質5人に対するバッシングには反撃すべきだと私も思う。  でもね・・・ 一応書いておくと、下記のような表現は、私には違和感がある。善意のひとによって善意の人に呼び掛けられている。政治的発言とは「敵/友」の分割線を引き直すことではないのか。いくら善意だけで発そうが「自衛隊撤退要求」は政治的主張である。どんな動機で行こうがいまどきイラクへ行くことに対しては、自らの思いからは一方的と思える政治的な評価をさまざまな陣営から受けてしまうことになるのはしかたのないことだろう。(もちろん今回のように日本中に情報が浴びるように注ぎ込まれる状態は予想外であり彼らにとっては被害以外の何物でもないでしょうが。)善意ではなく、常識と知性に訴えかけていけばそれでよいと思う。
 しかし、5人の方々は戦禍のイラクの悲惨な事態に心を痛め、ジャーナリストとして、また草の根のボランティアとして、イラクの人々に人道支援の手をさしのべようとした若者です。

レジスタンスとは

レジスタンスというのは、直接相手の軍隊相手に抵抗運動を行う人たちの事を言う。一般市民を人質に取ったり殺したりするのは、どう言い訳をしようとテロリストだ。」
それは違う。レジスタンスとは「占領軍に対する抵抗運動」である。アメリカ軍の存在が不当な占領であると(イラク人によって)みなされれば、それに対する抵抗はレジスタンスになる。現状を「不当な占領」とみなすかどうかが論点だ。レジスタンスの方法として民間人誘拐が行き過ぎかどうか?は別の問題だ。