松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

解釈改憲という歴史意識

橋川文三は、太平洋戦争から敗戦へという経緯について次のように書いている。 「国体理念の解体によって、日本の精神構造は、はじめて「甲羅のない蟹」の状態におかれた。いうまでもなく「国体」は最高の価値シンボルであり、普遍者の犠牲的代位者にほかなら…

中国語を勉強するぞ

メモ 会:わかる 我会汉语。=私は中国語ができる.6/26

北朝鮮14号管理所からの脱出

今『北朝鮮14号管理所からの脱出』(北朝鮮強制収容所で生まれて、というドキュメンタリ映画の主人公シンドンヒョクについての本)を読んでいて、慰安婦問題が(一部とは言え)騒がれている割に、北朝鮮収容所問題があまりにも語られていない現実を改めて…

アレントと人種主義・・・天皇制

去年3月30日には岡野八代先生の公演を聞きにいった。今日は、矢野久美子先生の講演に行こう。 神戸・ユダヤ文化研究会2014年第1回文化講座として、6月7日(土)13:00-17:00、「集中討議 ハンナ・アーレント――ユダヤ論集、映画「ハンナ・アーレント」を中心に…

25年も経つと、どんな大事件でも

直接の当事者以外記憶が薄れてくる。 その時を待っていた醜い怪獣がゆっくりと姿を表す、それが「なかった派」だ。 20年ほど経つまでは、南京大虐殺も従軍慰安婦も、(本来はそれをないものだと思いたい加害者側の人たちも)あえて、「なかった」などとは…

長安街では至るところで死傷者が出た

大事なことは「天安門広場へ続く長安街では至るところで死傷者が出た」ということ。 それも当局側から見た場合でも反政府暴動の危機といった情勢は存在せず、流血は大衆を萎縮させ、恐怖による統治を当局が選んだことの宣言である、ということだろう。下記の…

*天安門事件25周年 「王力雄が記録した写真──天安門事件25周年に当たり」という写真と彼の文章を劉燕子氏が翻訳し掲載している。一枚の写真をこちらにも掲載させてもらいたい。 1989年6月3日下午4点,来自人民大会堂的士兵们,发现局势倒转,自己反而被…

革命、えっ!

革命という言葉は死語になり、ならせないといけないと信じてきました。 しかし今、投票民主主義の行き詰まり、1%による富の占有、実存感覚の希薄化(ネトウヨも根底的変革を願っている)から、革命は必要かとも思っています。 5/30 野原 フォイエルバ…