松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

北朝鮮人民のことは金正日にまかせるしかない

というのが、id:bogus-simotukare 氏の判断のようだが、とんでもない態度である。 関連領域について一切発言しないならそれも良いかもしれないが、「守る会」批判などに口を出し、北朝鮮人民を飢餓に陥れている金正日に対しては一切の批判を口にしないのは、…

北朝鮮の食糧難について

昨日、大阪経済大学でアジア人道人権学会があり、石丸次郎さんの「北朝鮮の食糧難を解く」という講演があった。 北朝鮮は1990年代後半、洪水などに伴う食糧難で約300万人が餓死したとされる。北朝鮮は95年秋、それまで「わが国に対する誹(ひ)謗(…

莫言の長編小説『酒国』資料

莫言の長編小説『酒国』(1992年刊行)、1996年岩波書店 藤井省三訳 を読んだ。 問題作なので、「訳者解説」の一部をコピペさせてもらおう。 同じ岩波の本でもあの丸川によるひどい「解説」*1とは違ってまっとうなものだ。 迷宮の内に踏みとどまってその不条…

原子力政策の根拠を問う

河野太郎の質問はとても鋭いものなので、自民党及び現在の政府にも、かならず答えてもらわなければならない! 1.最終処分のための法律は、使用済み核燃料を全量再処理することになっている。毎年出てくる1000トンの使用済み核燃料に対して、再処理工場…

「ストレステスト」を冷笑する方が良いのか?

もはや何の権威を持ってない安全委員会&安全保安院を不信任し、メンバーを全面入れ替えすべきなのが、当然だと思います。 しかし現在そうした状況はありません。「安全委員会が安全と言いました」という「泥棒が正義を語る」に等しい、不安な基準の下で生き…

ブーメラン(笑)

何かに心から反対することはその何かに似てきてしまう危険性を冒すことである。(id:noharraのツイッター) 朝鮮学校無償化反対というレイシズムに荷担して「北朝鮮の人権侵害とやってることがどこが違うのか」見分けがつかない野原先生ご自身のことですね、…

疎外においてマルクスとフロイトを結びつけた

ウォーラーステインは最年長者の立場から、ファノン思想から引き継ぐべき遺産を明快に二点示した。一点は、「黒い皮膚・白い仮面」の功績である。マルクスとフロイトを結びつけた点、とりわけalienation(疎外)の概念において結びつけた点を大きく評価した…

見知らぬ人びとが火を囲んで集う

暗闇を数歩あゆめば、見知らぬ人びとが火を囲んで集うさまが見えるだろう。近づいて耳を傾けたまえ。彼らは、君たちの商社を、商社を守る傭兵を、どう処分すべきかと議論している。たぶん彼らは君たちの姿を目に止めよう。だが声を低めもせずに、彼ら同士の…

植民地主義の使用法メモ

フランツ・ファノン 1960年代後半から70年代初め、現代社会のさまざまな病弊に怒りを感じて起ち上がろうとした人々にとって、文化大革命は、ベトナム戦争とともにひとつの夢とユートピアを与えてくれた「革命」であった。 p239 加々美光行「逆説としての中…

シモツカレさん、ありがとう

君が代と官僚 id:noharraらしいバカぶり。官僚、官僚って日の丸・君が代問題を右翼的な方向で推し進めているのは明らかにタカ派政治家(石原や橋下など)とそれを支持する選挙民であって、官僚などではないが。 http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/2011…